人気ブログランキング | 話題のタグを見る

八方尾根の花     2009.7.23

  クガイソウ (九階草 九蓋草)
日当たりのよい山地、草原、林縁に自生するゴマノハグサ科の多年草です。
茎は分枝しないで、直立し1mほどになり、4~6枚の輪生する葉が層をなして茎につくので、九階草と言うそうです。
ルリトラノオに似ていますが、開花はクガイソウの方が少し早いようです。
ルリトラノオの葉は2枚で対生するのでこの点で識別できます。
花期は6~8月、花言葉は「不品行、見掛け倒し」と何故かあまりよくない言葉です。
八方尾根の花     2009.7.23_e0091347_23352690.jpg
八方尾根の花     2009.7.23_e0091347_23354410.jpg


 ミヤマイワニガナ (深山岩苦菜)
亜高山から高山帯の岩礫地に生え、花茎丈10cm程度になるキク科の多年草です。
平地に生えるジシバリの高山型の品種です。
生息環境のせいか、葉や茎がやや赤みがかっています。
花期は6~8月です。
八方尾根の花     2009.7.23_e0091347_2337282.jpg


 ミヤマコゴメグサ(深山小米草)
亜高山帯~高山帯に分布し、乾燥した草地に生育するゴマノハグサ科の一年草です。
草丈10~15cm程、葉は対生、花径は1cm程、花弁は白色で淡紫色を帯びています。
花期は7~9月、花言葉は「献身」です。
八方尾根の花     2009.7.23_e0091347_23475192.jpg
八方尾根の花     2009.7.23_e0091347_2348918.jpg


 ミヤマママコナ (深山飯子菜)
深山の痩せた林の下や草原に生える半寄生のゴマノハグサ科の一年草です。
草丈は20〜50cmの半寄生植物です。
ママコナに姿がよく似ていますが、 ママコナには苞(花の付け根の小さな葉)に刺状の鋸歯がありますが、本種にはありません。
飯子とは下唇面の米粒状の白斑を飯に見立てたものです。
花期は8〜9月です。
八方尾根の花     2009.7.23_e0091347_23563834.jpg
八方尾根の花     2009.7.23_e0091347_2357389.jpg


 タカネバラ (高嶺薔薇)
高山から亜高山帯の林の下や草地のはずれなどに生えているバラ科の落葉低木です。
樹高1〜2m程、花径5cm程の濃紅色からピンク色の花を枝先に1~2個付ます。
花期は7月です。
八方尾根の花     2009.7.23_e0091347_042844.jpg
八方尾根の花     2009.7.23_e0091347_045188.jpg
八方尾根の花     2009.7.23_e0091347_051616.jpg


 タカネナデシコ(高嶺撫子)
北海道と本州中部以北の高山帯の岩礫地などに生えるナデシコ科の多年草です。
低地に生えるカワラナデシコの高山型で、花弁は5枚、下部は細い爪状になり、上部は細かく深裂しひげ状になっています。
花期は7~8月、花言葉は「やわらかな情熱」です。
八方尾根の花     2009.7.23_e0091347_0124775.jpg
八方尾根の花     2009.7.23_e0091347_0131811.jpg
八方尾根の花     2009.7.23_e0091347_0135934.jpg


明日に続く

by fairysilva2 | 2009-07-25 00:16 | 白馬山麓
<< 八方尾根の花 Ⅱ     20... 今日の野草散策       2... >>