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秋の気配 Ⅱ

 ホドイモ (塊芋)
山林内に生えるつる性のマメ科の多年草です。
地下茎の所々に球形の塊根をつけ食用になりますが、あまり美味くはないようです。
和名は塊芋で塊根をつけることにより、昔は塊根をホドと呼んでいたためマメ科ですが、ホドイモという名になったということです。
花期は7月~9月です。
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 クズ (葛)
山野、堤防、林の縁など、どこにでも見られる大きなつる性のマメ科の植物です。
秋の七草のひとつで、その昔、奈良は吉野郡国栖(くず)の商人が、この粉を売り歩いたことが名前の由来です。根からとれるデンプンを葛粉(くずこ)と言います。
花期は7~9月、花言葉は「心の強さ」です。
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 マルバノホロシ (丸葉のホロシ)
林縁に生えるつる性のナス科の多年草です。
花は1cmほど、よく似たヒヨドリジョウゴは花色が白、こちらは紫です。
葉は長楕円形または狭卵形で、先はとがり先端はやや鈍く、鋸歯はありません。
個体数は大変少ないそうです。
花期は7~9月です。
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 ヌマトラノオ  (沼虎尾)
湿地や流れのほとりに生えるサクラソウ科オカトラノオ属の多年草です。
地下茎で繁殖するので毎年同じところに生えてくれるので、楽しめます。
和名の由来は通常の草原に生育するオカトラノオと比較したものですが、オカトラノオのようには頭を垂れず、真っ直ぐ上を向いています。
花期は7~8月、まだなんとか綺麗に咲いていました。
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 ウリクサ (瓜草)
ごく普通に生えているゴマノハグサ科の一年草です。
紫色の花はトキワハゼやムラサキサギゴケに似ていますが、花はそれより小さいです。
名は果実の形が真桑瓜に似ているからということです。
花期は8~10月、花言葉は「けなげ」です。
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 タマアジサイ (玉紫陽花)
山地の谷間や沢沿いの斜面に見られる ユキノシタ科 の落葉低木です。
アジサイは梅雨の頃の花と思われがちですが、このタマアジサイは花期が遅く8~9月頃です。
丸い玉状のツボミの中に花を構成する全てが入っていることからこの名が付いています。
派手さはありませんが、淡い色がなんとも言えず風情があります。

タマアジサイの開花していく様子です。
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by fairysilva2 | 2009-08-24 00:52 | 奥三河
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