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秋の身近な野草達 Ⅱ

   アキノキリンソウ(秋の麒麟草)
日当たりのよい山地によく見られるキク科の多年草。
茎は分岐せず単独で立ち、花茎には大小相違はありますが、上部ではよく分岐します。
和名のアキノキリンソウは花の咲く頃は茎の下部の葉が枯れ落ちるので、その様をキリンの足に例えたようですが、実際にはそれほど枯れてはいません。
花期は8~11月、花言葉は「幸せな人生、用心、予防」です。
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   キダチコンギク(木立紺菊)
下部が木質化したキク科の多年草です。
園芸種のクジャクソウによく似ています。
白または淡紫色の舌状花と黄色い頭状花を咲かせ、大きなものでは、高さ1.2mにもなり、よく枝分かれし、枝先や全体が垂れて他の植物に寄りかかって生育します。
多年草で茎の下部が木質化するので、キダチの名前がついています。
花期は9月~11月です。
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   センブリ(千振)
山地の日当たりのよい草原に生えるリンドウ科の2年草です。
健胃薬として知られ、 草丈15~20cm、花径約15~20㎜程。
合弁花は通常は5深裂するが、4深裂も多く、 紫色の筋が入り、 花の中央に白い毛が生えています。
花名は千回振り出しても(煎じても)まだ苦いことによります。
花期は9月~11月、花言葉は「義侠の愛」です。

思いもかけないところで、見たい花に出会うのは嬉しいものです。
その代わりか、生えている所はガードレールの向こう、おまけにその向こうは崖と
撮るのには悪条件、なんとか(笑)  出会っただけで、思わずニッコリといったところです。
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   ノブドウ(野葡萄)
藪や草原に繁茂している木本のブドウ科のツル植物です。
花の形はヤブガラシとよく似ているのですが、なかなか咲いているところに出会えません。
果実は淡い紫色を経て空色に熟しますが、有毒なので食べることはできません。
空色の果実は珍しく、コバルトブルーが秋の野山を彩って大変美しく風情があります。
ノブドウの名前はそのまま野に生えるブドウの意味です。
仲間のヤマブドウは、山地に生える種類で食用になり、ブドウ酒の色づけに使われているそうです
花期は7月~8月、花言葉は「人間愛、慈悲」です。
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by fairysilva2 | 2010-10-27 10:57 | 稲武
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