人気ブログランキング | 話題のタグを見る

萩の仲間 Ⅰ

 ヤマハギ  (山萩)
草地や林縁などで普通に見られる高さ1~2mのマメ科の落葉低木。
小葉は広倒卵形または広卵形で、よく似ている↓のマルバハギより長いです。
マルバハギの花が基部の葉より出ていないのに対して、こちらは花は基部の葉より出ています。
秋の七草に言われるハギはこのヤマハギで、圧倒的にマルバハギより多いです。
花期は7月~9月、花言葉はこの花にふさわしく「過去の思い出」です。
萩の仲間 Ⅰ_e0091347_16304314.jpg
 

 マルバハギ   (丸葉萩)
山地の日当りのよいところに生育するマメ科の落葉低木です。
マルバハギは葉のわきに葉より短い紅紫色の総状花序を出し、かたまってつきます。
また、名前のように小葉が楕円形かまたは倒卵形であることも特徴で、よく似ている↑のヤマハギと区別できます。
去年はどうにも、いい時期にこの花に出会えず、これは一昨年の画像です。
萩の仲間 Ⅰ_e0091347_16333236.jpg


 コマツナギ (駒繋)
草のようにも見えますが、実は木で、小低木に分類されるマメ科の植物です。
色といい、遠くから見ると萩と見間違えそうです。
この花を萩だと思ってみえる方も多いのではないでしょうか。
丈夫な茎で、これに馬のたずなをつないだことから「駒繋ぎ」と呼ばれるようになったということです。
花期も7~9月と↑とほぼ同じような時期に咲きます。
花言葉はすばらしく、「希望を叶える」です。
萩の仲間 Ⅰ_e0091347_16374721.jpg


キハギ (木萩)
山野に生えるマメ科の落葉低木。
高さは2~3mになり枝には細かい毛が密生しています。
葉は3出複葉で互生し、長楕円形です。
花は白色で淡紫色の筋がはいる長さ10mmの蝶形花。
和名は萩の仲間で茎が最も太くなることから、木らしいハギという意味のようです。
萩としてはちょっと変わった色合で、明日、紹介するメドハギに色は良くにています。
萩の仲間 Ⅰ_e0091347_16423033.jpg

野草図鑑「野草風薫」より

by fairysilva2 | 2008-02-04 16:53 | リバイバル
<< ハギの仲間 Ⅱ ツリフネソウの仲間 >>