カテゴリ:礼文・利尻島( 17 )

利尻島に咲く花 Ⅳ

   アキグミ(秋茱萸)
日当たりの良い河原や原野に生えるグミ科の落葉低木です。
よく分枝し、小枝は黄赤褐色、葉は円いものから細長いものまでまざまのようです。
グミの多くは楕円形の実がなりますが、アキグミは丸っこい実がなります。
花期は4〜5月、 果期は9〜11月です。
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   チョウセンゴミシ(朝鮮五味子)
北部の山地に自生するマツブサ科の落葉性のつる植物です。
雌雄異株で、赤い実を房状につけます。
中国北部及び北東部、またそこに隣接するロシアや韓国で自生しているという事です。
完熟した実は天日干しし、漢方薬として用いられ、酸味・甘味・塩味・辛味・苦味、その全ての味を持ち合わせていることから“五味子”と名付けられています。
中国で大変重要なハーブとして認識されているようで、美肌作用・記憶力の向上そして催淫作用があり、これを“チョウセンゴミシの3つの宝”と言っています。
花期は6月です。
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   コテングクワガタ(小天狗鍬形)
山地の草地に生育するヨーロッパ原産の帰化植物、ゴマノハグサ科の多年草です。
草丈は5~10cm、茎は細く、よく分枝して地面をはい、節から根を出して広がります。
花は淡い青紫色で花茎は6ミリ程、紫色のすじが見られます。
花期は6月~8月です。
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   シロバナノビネチドリ(白花延根千鳥)
山地帯〜亜高山の林内や草地に生えるラン科のノビネチドリの白花です。
草丈は20〜60cmと大変幅があり、今までに見たのものはほとんどが20~25cm程度でしたが、
ここのは並外れて草丈の高いものが多く、60cm程のものを何本か見かけました。
名前の由来..は延根とは紐状になっている根が横に延びているため、千鳥は花が鳥の飛ぶ姿に似ているからです。
開期は6月上旬〜7月上旬 、奇麗な時期のこの花に出会えました。
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   オオツリバナ(大吊花)
深山に生えるニシキギ科の落葉低木です。
花がツリバナより緑色がかっています。
葉は卵形から長楕円形で対生、葉腋から花柄を下げて淡緑白色の花を咲かせます。
蒴果は9月、熟して紫紅色になります。
ツリバナ よりは大きいことからオオツリバナと呼ばれていますが、5つに割れた殻に丸みが多いのがオオツリバナで、角ばっているのがツリバナです。
花期は5~6月です。
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   ツマトリソウ (端取草)
山地の林内に生えるサクラソウ科の多年草です。
細い地下茎を伸ばして繁殖し、多くは群生するようです。
草丈5?20 cm程、葉は細長く、花径1.5 cm程の花を、通常1個つけ、花冠は7つに裂けています。
花の縁が薄い紅色に縁取られることからこの名が付けられました。
花期は 6~7月、花言葉は「安楽」です。
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   ミツガシワ(三槲)
高山の池沼など湿地に自生するミツガシワ科の多年草です。
草丈 ~30cm程、茎は直立し、葉には長い柄があり、基部は鞘状(さやじょう)で茎を包み、3出複葉、小葉は卵状の楕円形、葉縁には鈍鋸歯があります。
花は、白色で花弁(かべん)が5裂、白毛が密生した花をつけます。
ヨーロッパでは古くから苦味健胃薬(くみけんいやく)として用いていました。
名前の由来は、葉が、柏(かしわ)に似ていて、小葉が3枚あることからです。
花期は5~6月です。
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by fairysilva2 | 2010-07-01 08:20 | 礼文・利尻島

利尻島に咲く花 Ⅲ

もっと近場でも見られる花も多いですが・・・
   ルイヨウショウマ (類葉升麻)
低地〜亜高山帯の林内などに生えるキンポウゲ科の多年草です。
草丈は30〜80cm、葉は2~4回3出複葉で、小葉の鋸歯は鋭いです。
和名の由来、ルイヨウとは「類葉」、「升麻」はサラシナショウマの漢名で、サラシナショウマの葉に似ているところからきています。
花期は5〜6月、近場でも咲いているようなのですが、私にとっては初見の花です。
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   ツルシキミ(蔓樒)
落葉樹林に多く生育するミカン科の常緑低木です。
別名をツルミヤマシキミといい、ミヤマシキミ.の変種で、茎の下部が地面を這うものをツルシキミといいます。
雌雄別株、樹高1~1.5m程、枝先に円錐花序を出し、白色の花を多数つけます。
花期は花期4~5月です。
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   ワタスゲ(綿菅)
北海道から中部地方以北の高層湿原に生えるカヤツリグサ科の多年草です。
別名でスズメノケヤリ(雀の毛槍)といい、大群生をつくることが多いです。
根茎は短く、密に叢生(そうせい)し大きな株をつくっています。
草丈は20~40cm、5~6月茎頂に灰黒色で長さ2cm程のの小穂をつけ、
花後、花皮片が伸びて綿毛状になり、小穂を包みます。
名はこの小穂を綿に見立てたものです。
八方尾根で見かけたのですが、まだ綿毛状になりかけだったので、
どんなものかよく認識していませんでしたが、今回、見る事ができました。
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   ホロムイイチゴ (幌向苺)
高層湿原、中間湿原、泥炭地などに生えるバラ科の多年草です。
草丈10〜20cm、 成長の遅い小柄なキイチゴ属の植物です。
果実はコハク色で、食用になり、日本ではクラウドベリーの英語名で知られています。
花期は6〜7月です。
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by fairysilva2 | 2010-06-18 15:39 | 礼文・利尻島

利尻島に咲く花 Ⅱ

   オオバスノキ (大葉酢木)
深山の低木林やハイマツ林の林縁に生えるツツジ科の落葉低木です。
高さ0.5m〜1.5m程、葉は互生、先はとがり、縁は細い鋸歯があります。
赤い縞模様をした釣鐘形の花が、5月〜7月に開花、果実は9月、食用になり、ジャムに用います。
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   ミツバオウレン (三葉黄蓮)
北海道および本州(中部地方以北)の高山や深山のやや湿り気のある草原に生えるキンポウゲ科の多年草です。
草丈は5~10cm程と小さく、花は茎先に花径7~10mmの白い花を一個つけます。
葉は根性、1枚の葉は、縁鋸歯がある3枚の小葉からなっています。
花名は黄蓮の葉の形に基づいて付けられています。
花期は6月です。
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   オオアマドコロ (大甘野老)
山地の林内のやや暗いところに生えるユリ科の多年草です。
大型のアマドコロで、草丈60 cm~1 m程、茎はやや角張り、弓なりに伸びます。
葉はほとんど無柄で、葉の付け根から先が緑色の筒状の花が1~2個ずつぶら下がってつきます。
食べることができ、天ぷら、油炒め、煮物等と食べ方もいろいろあるようです。
花名は地下茎がヤマノイモ科のトコロに似ていて、このトコロの地下茎にはひげ根がついて曲がっていることが多く、その姿を老人に見立て、野原の老人ということで「野老」となったそうです。
花期は5月下旬~6月です。
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   ツバメオモト(燕万年青)
低地~亜高山帯の針葉樹林内などに生えるユリ科の多年草です。
草丈は20~70cm、茎頂の総状ないしは散形状花序に、直径約1cmの白色の花を数個つけます。
葉は根元に重なるように数枚つき、倒卵状長楕円形で、軟らかく、光沢があります。
花期は5~7月、花言葉は「怠りない心」です。
利尻岳の三合目辺り、すごい群生でした。これほどのツバメオモトを見たのは初めてでした。
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利尻島の夕陽丘展望台から見た、礼文島に夕日が沈むところです。
宿の案内で出かけ、観光客が多く集まってきていました。
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by fairysilva2 | 2010-06-17 15:36 | 礼文・利尻島

利尻島に咲く花

   エゾイソツツジ(蝦夷磯躑躅)
北海道、本州北部の低地〜高山の湿原に生育するツツジ科の常緑低木です。
別名を変種カラフトイソツツジ(変種樺太磯躑躅)とも言います。
高さ50〜80cm、葉は長さ25〜60㎜、先のとがった長楕円形で、裏には白と茶褐色の毛が混ざって生えています。
先端に花径1cmの白花を多数つけます。
花期は6〜8月上旬、咲き始めたばかりです。
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   ヒトリシズカ(一人静)
林の中や湿った木陰に生えるセンリョウ科の多年草です。
茎は紫褐色で、茎先に4枚の葉が輪生状に対生しています。
ご覧のように葉が開ききる前に穂状花序を伸ばし、ブラシのような花をつけます。
白い花のように見える部分は雄しべの集まりです。
別名をヨシノシズカ(吉野静)といい、「静」は静御前のことで、花穂が 1 本なので一人静ということです。
花期は4~5月、花言葉は「静謐・ 隠された美 」です。
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   カラフトダイコンソウ (樺太大根草)
低地〜山地の草地などのやや湿り気のある場所に生育するバラ科の多年草です。
草丈60〜90cm、茎はまばらに分枝して横に広がります。
オオダイコンソウに似ていますが、全体に硬い剛毛があり、根生葉は羽状複葉で、頂小葉.の先が丸くなります。
茎葉は3裂し、複葉にはなりません。
花期は6〜8月、花言葉は「純真・素直・遠ざかった愛」です。
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   リシリヒナゲシ(利尻雛罌粟)
利尻島利尻岳の山頂付近の岩礫地に自生する希少高山植物で、ケシ科の多年草です。
日本に自生する唯一のケシと言われ、利尻島の固有種です。
鳥等に種が運ばれたのか、海岸沿いの砂利のあちこちに咲いていたのを撮ってものです。
草丈10〜20cm、透き通るような黄色の花弁が美しく、全体にあらい毛がたくさん生えています。
花期は6〜7月、花言葉は「はかない恋」です。
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by fairysilva2 | 2010-06-16 21:08 | 礼文・利尻島

利尻島

姫沼より見た利尻富士です。
湖面に逆さ富士が綺麗に写っています。

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   クルマバソウ(車葉草)
山地や平地の明るい林の中に咲くアカネ科の多年草です。
草丈20~30cm、花径5㎜の小さな花で、乾燥した葉は香りがよいそうです。
葉のつき方が車の様子を思わせることから車葉草の名がついています。
花期は4~7月です。
色つやといい、これ程奇麗なクルマバソウを見たのは初めてでした。
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   マイヅルソウ(舞鶴草)
山地帯~高山帯の林の中に生えるユリ科の多年草です。
葉脈の様子が鶴が舞っているように見えることから舞鶴草の名前が付いています。
草丈10~15cm程、秋には赤く熟した実を付けます。
花期は5月下旬~6月、花言葉は「清純な乙女のおもかげ」です。
利尻は礼文に比べやや花の咲くのが早いようで、すっかり咲きそろっていました。
その数も半端ではなく、絨毯を敷き詰めたように咲いていたと言ってもいいほどでした。
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by fairysilva2 | 2010-06-15 23:11 | 礼文・利尻島

礼文島、その他の花達

礼文島には北海道・礼文の固有種だけでなく、本州で見慣れた花も雪解けとともに一気に咲いてくれます。
桃岩散策路、礼文林道と礼文滝への道、スコトン岬から西上泊に抜ける4時間コース等散策路は多く、そのどれもがまさしくフラワーロードと言える道でした。

   フデリンドウ(筆竜胆)
日当たりのよい山地や野原に生えるリンドウ科の2年草です。
花はハルリンドウに色、形、大きさ等大変よく似ているのですが、葉の付き方が違います。
茎は直立し高さ5~10cm、葉は柄がなく対生し、先端のとがった広卵型で裏面は赤紫色で質はやや厚いくなっています。。
和名は、花の様子が筆の穂先に似ているところから来ているということです。
花言葉は「たくさんの思い出をありがとう」です。
数は少なかったですが、固有種が数多く咲くところでは、なにか懐かしい気がしました。
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   マイヅルソウ(舞鶴草)
山地帯~高山帯の林の中に生えるユリ科の多年草です。
葉脈の様子が鶴が舞っているように見えることから舞鶴草の名前が付いています。
草丈10~15cm程、秋には赤く熟した実を付けます。
花期は5月下旬~6月、花言葉は「清純な乙女のおもかげ」です。
雑草のごとく、路の両脇に群落を作って、その数は半端ではありませんでした。
ただ、残念な事にまだ早く、咲いていたのは一箇所だけでした。
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   シャク(杓)
山地の日陰に自生するセリ科の多年草です。
茎は直立し、草丈は1m前後になります。
5月から6月にかけて数回枝分かれして白い花を咲かせます。
葉は2~3回分裂する複葉で、小さく分かれ、質は弱々しく、ニンジンの葉にも似ています。
根を薬用にしますが、猛毒のドクニンジンにも似ているので注意しなければなりません。
花言葉は「味わいのある、特徴的な」です。
あまり奇麗だと思った事にない花でしたが、群生している様子は花言葉通り、味わいのある雰囲気を出していました。
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   ツマトリソウ (端取草)
山地の林内に生えるサクラソウ科の多年草です。
細い地下茎を伸ばして繁殖し、多くは群生するようです。
草丈5?20 cm程、葉は細長く、花径1.5 cm程の花を、通常1個つけ、花冠は7つに裂けています。
花の縁が薄い紅色に縁取られることからこの名が付けられました。
花期は 6~7月、花言葉は「安楽」です。
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   ミヤマスミレ (深山菫)
標高1000mほどの林下などに生えるスミレ科の多年草です。
地上茎はなく、草丈は5~10cm。、葉は卵心型で、波状の鈍鋸歯があります。
花径1.5~2cm程、花弁は紫紅色、側花弁は無毛です。
花期は5~6月、もちろん和名は「深山スミレ」の意味です。
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by fairysilva2 | 2010-06-14 13:39 | 礼文・利尻島

花の島 礼文島 ⅩⅠ

   ハマエンドウ(浜豌豆)
海浜に生育するマメ科の多年草です。
茎は地をはって長さが1mほどになり、葉腋から長さ2.5~3cmの赤紫色~青紫色の花を総状に数個つけます。
和名は説明するまでもなく、浜に咲くエンドウに似ている植物ということです。
花期は4~7月、花言葉は「人とは違う個性を好きになってほしいの」です
ここにも咲いているのですね~~
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   クゲヌマラン (鵠沼蘭)
低地〜山地の林内や海岸の砂浜に生育しているラン科の多年草です。
ギンランの種内変異と考えられ、草丈10〜30cmと、 花もその様子もギンランに大変よく似ています。
違いは唇弁の基部の距が短く突出しないところが、見分けの指標となるようです。
名前の由来は神奈川県鵠沼で見つかったことからだそうですが、その後はほとんど見られなくなっているそうです。
私はレブンアツモリソウの群生地と利尻島で7~8株見かけました。
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ミヤマハンノキ (深山榛木)
亜高山〜高山帯に生育するカバノキ科の落葉低木です。
高山では地面をはうように幹や枝を横に伸ばし、低地では高さが3~10mになります。
若い枝はやや太く、断面は三角形です。
葉は広卵形で先はとがり、基部は浅い心臓形で、縁は細い鋸歯があります。
雌花穂は上向きに3~5個、総状につけます。
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   ナニワズ (難波津)

北海道・本州中部以北の低山帯の落葉樹林に生育するジンチョウゲ科の小低木です。
高さ15~50cm程で、夏に落葉します。 
背丈が低いので草本類と見間違えてしまいますが木本類です。
和名の由来は「オニシバリの長野県の方言がナニワズで、長野県人が本種をこのように呼んだことから始まった」と言われています。
夏に葉が落ちることから別名をナツボウズ(夏坊主)と言います。
開期は4~5月、花が終盤だったので、ちょっと触っても花が落ちてしまい、やっとの事で撮った画像です。
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by fairysilva2 | 2010-06-13 14:13 | 礼文・利尻島

花の島 礼文島 Ⅹ

   ハマハコベ(浜繁縷)
北国に分布の中心がある海岸植物で、砂地や荒地に生えるナデシコ科の多年草です。
草丈10〜20cm程、やや濁った白色の花と肉厚の葉が特徴です。
茎は細かく枝分かれし、大きな株となります。
名前の由来は海岸に咲くハコベのことで、ハコベとはハコベラの名で呼ばれ、後に転訛して「ハコベ」になったという事です。
花期は6月〜8月中旬です。
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   ハスカップ
北方系の植物を代表するもので、スイカズラ科の落葉低木です。
実は食用となり、和名はクロミノウグイスカグラ(黒実鶯神楽)です。
樹高0.5~2m、葉は対生、花は枝の先に二つついて下垂します。
実は不老長寿の秘薬といわれ、ビタミンC、アントシアニン、カルシウムなどが豊富に含まれているそうです。

ハスカップという名前も正式な和名ではなく、アイヌ語のハシカップに由来していて「枝の上にたくさんあるもの」という意味だそうで、
和名のいわれも「ウグイスが鳴くころに神楽の舞いに似た花が二つ咲き、黒い実を付ける」、または「ウグイスが隠れるのに都合の良いやぶを作り(ウグイスガクレ)、黒い実を付ける」などの説があり、どちらが正しいのか定かではありません。
花期は5~6月、果実は6~7月に熟します。
ハスカップの実は二つの花からできているので「愛の実り」。花言葉は「幸福の再来」と言われています。

礼文林道にわずかに数株、花が終わりかけのものがあった程度で、他には全く見かけませんでした。
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   コミヤマカタバミ (小深山傍食)
亜高山帯の針葉樹林下などに生えるカタバミ科の多年草です。
草丈は8~15㎝程、 葉は長い葉柄があり逆ハート型の3小葉からなっています。
小葉はミヤマカタバミと比べて丸みがあります。
花径2~3cmの白色で、ときに花びらのすじが淡紅紫色を帯びて全体がピンクに見えるものもあります。
葉は夜になると閉じ、朝になって温度が上ると開く、いわゆる睡眠運動をします。
花期は6~7月、花言葉は「喜び・歓喜」です。
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   サクラソウモドキ(桜草擬)
北海道固有種で、山地の林内に生育するサクラソウ科の多年草です。
15~30cmの花茎を立て、軟毛があり、その先に1.5cm程の紅紫色の花を数個散形状につけます。
花冠は5裂し、花筒の部分が短く皿状で、その基部中央に雄しべが雌しべを囲んでつけます。
葉柄は長く6~15cm、葉は根生し、長軟毛があり、腎円形です。
花期は5~6月、和名は、サクラソウ類に似ているが、違うことから名づけられたものです。
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by fairysilva2 | 2010-06-12 08:45 | 礼文・利尻島

花の島 礼文島 Ⅸ

   オオミミナグサ(大耳菜草)
北海道、東北の海岸の草地に生育するナデシコ科の多年草です。
ミミナグサの基本種で、花弁が萼よりはるかに大きく、花も一回り大きいのでミミナグサと識別できます。
礼文島ではめずらしい植物ではなく、本州でオランダミミナグサがあるようなところに生えているのを見ることができます。
花期は6~7月、名前の由来は大きいミミナグサの意味で、ミミナグサとは葉をネズミの耳にたとえたものです。
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   ホソバノアマナ(細葉甘菜)
低地~山地の日当たりのよい草地などに生えユリ科の多年草です。
草丈は10~20cm程、茎頂に、長さ1~1.5cmの白色の花を散形状に1~5個つけ、花被片に淡緑色の筋がついています。
名は葉の幅の狭い、アマナの仲間という意味なのですが、アマナとは別属です。
甘菜は球根(鱗茎)を煮て食べると甘味があるところからです。
花期は5月~6月です。
ここでは他の丈の高いものに混じって咲いているので、掻き分けて撮ってきました。
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   エゾキケマン(蝦夷黄華鬘)
北海道、本州(北部) の山地・丘陵地の明るい林下に生えるケシ科の2年草です。
草丈は30~50cm、茎は下部で分枝し、稜があります。
葉は互生し、3~4回羽状複葉で、小葉は狭卵形でさらに細かく裂けています。
花期は5~6月、たった一株の出会いでした。
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   タカネナナカマド (高嶺七竈)
高山帯の林縁や低木林に生えるバラ科の落葉低木です。
高さ1〜2m葉は奇数羽状複葉で長さ12〜25㎝、葉は互生し羽状複葉、縁に鋸葉があり、小葉の先は鋭く尖っています。
花期は6〜7月、咲き始めといったところです。
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by fairysilva2 | 2010-06-11 09:53 | 礼文・利尻島

花の島 礼文島 Ⅷ

   ノビネチドリ (延根千鳥)
低山~亜高山の林縁に生えるラン科の多年草です。
草丈25~60 cm程度、長楕円形の葉が4~10枚つき、上のものほど細くなっています。
花は穂状の花序に多数つき、唇弁には筋があります。
名前の「延根」は根が横に良くのびるところから、「千鳥」は花の形が小鳥の飛ぶ姿に似ているところから付けられています。
花期は5月下旬~6月です。
この花もあちこちで見られ、且つ一つ一つの固体の大きな事に圧倒されました。
色も淡いピンク色から赤紫、そして白と多彩でした。
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   ハマハタザオ(浜旗竿)
海岸の砂地に生えるアブラナ科の多年草です。
草丈20〜40cm、 茎は直立し白い単毛と2分毛とがあります。
根元から出る葉は長楕円形かへら形で 葉は他のハタザオ類より厚ぼったく、両面に毛があります。
和名の由来はもちろろん、海岸のハタザオの意味です。
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   チシマフウロ(千島風露)
北海道~東北地方の亜高山帯~高山帯に分布するフウロソウ科の多年草です。
日当たりの良い草地や砂礫地に生える高山植物ですが、やはりここでは海岸沿いからいろんなところで出会えます。
草丈は20~50cm、花は5弁花で、茎の先に直径3cmほどの青紫色の花を多数咲かせてくれます。
ちょっと早かったので開花しているものは限られていました。
花期は6~8月、ぎりぎり、咲き始めてくれていたのが、嬉しいです。
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by fairysilva2 | 2010-06-10 10:03 | 礼文・利尻島