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ハナイバナとキュウリグサ

ハナイバナ  (葉内花)
日本全土の道端や畑に生えているムラサキ科の2年草。
ハナイバナは名前のように葉と葉の間に花がつくので、葉内に花がある、ハナイバナと言われます。
よく似た↓のキュウリグサに比べると葉はややとがり、へりが波をうったようになっています。
大きな違いは写真のように花の中心のりん片がハナイバナは花と同じブルーだということです。
花期が3~11月と長いのは、春にできた種が散って発芽し、秋に花を咲かせるからです。   
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キュウリグサ (胡瓜草) 
こちらも道端、野原とどこにでも咲いている2年草です。
草丈10~20cm、花径2mmという大変小さな花です。
葉や茎をもんで匂いをかぐと、野菜のキュウリの香りがするのでキュウリグサという名前になったという事ですが、やってみましたがあまり匂うようには思えませんでした。
↑のハナイバナによく似ていますが、りん片は黄色です、ハナイバナはブルーですのでその点で区別できます。
又花期は3月~5月と↑のハナイバナに比べ大変短いです。
花言葉は「愛しい人へ」です。
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どんな様子か分かりやすいように
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                             野草図鑑「野草風薫」より
# by fairysilva2 | 2006-12-03 20:02 | リバイバル

シロツメグサの仲間

アカツメグサ (赤詰草)
ヨーロッパ原産のマメ科の帰化植物で、マメ科の多年草。
鶏や兎の飼料用として明治時代に輸入したものが野生化しています。
別名レッドクローバー、ムラサキツメグサ(紫詰草)とも言われ、シロツメクサに対して、赤いのでアカツメグサの名がついています。
シロツメグサより大きく葉にVの字型の模様があります。
春に咲くように思われていますが花期は5~10月と大変長いです。
花ことばは「愛らしさ」
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シロバナアカツメグサ (白花赤詰草)
↑のアカツメグサの白花です。
↓のシロツメグサというのもありますが、これは茎が直立し葉は根元から出ているので全く違います。
突然変異だと思いますが、大変珍しいものです。
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シロツメクサ  (白詰草) 
ヨーロッパ原産の帰化植物、別名クローバーと呼ばれ、今ではどこにでも咲いているマメ科の多年草です。
葉は柔らかいが、踏みつけや刈り取りには結構強く、地表近くに張り巡らした茎から迅速に再生しグランドのような荒れ地にも生育しています。
干草をガラス器具を輸送する時の詰め物に利用したことからこの名がついています。
花言葉は「幸福を運んできて」  四葉のクローバーのことをいうのでしょうね。
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レンゲソウ (蓮華草)
水田、野原等どこにでも生えている身近な野草で2年草です。
レンゲソウ(蓮華草)の名の由来は,多数の紅紫色の小花がリング状に並んで咲き,その姿がハス(蓮華)に似ていることからきているそうです。
花言葉は「無邪気な女の子」
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コメツブツメクサ (米粒詰草)
荒れ地や路傍、芝生などに極普通に生育しているマメ科の一年草。
茎はよく分枝し、草丈20~40cm、花径3~4㎜と小さく、あまり目立ちませんが、群生していると見事です。
和名はシロツメグサに花の付き方が似ていて、非常に小さいのを米粒にたとえています。
花言葉は「 ごはんを食べましょう」  和名からきているのでしょうか?
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シロツメグサの仲間もこうしてみると、結構あるものです。

                               野草図鑑「野草風薫」より
# by fairysilva2 | 2006-12-02 21:30 | リバイバル

クリスマスリース

師走に入りました。
先日、所属しているサークルでクリスマスリースをつくりました。
何故か私が講師で・・・生徒?は18名
これは見本のリースです。

庭のコニファー、斑入りのヒイラギを利用してちょっとアンティーク調に
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もう一つ、クリスマスらしく・・・
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# by fairysilva2 | 2006-12-01 19:42

フウロソウの仲間達 Ⅱ

ゲンノショウコ (現の証拠)
日当たりのよい山野に普通に生える多年草。
東日本では白色、西日本では紅紫色のものが多く、三河では花が白色のものがほとんどで、稀に紅紫色のものが↓のように見られます。
花名は、この薬効が速やかに”現”われることから『現の証拠』と名付けられ、別名をミコシグサ(御輿草)と言い、これは種子の弾けた後の果実が神輿に似ているためそう言われています。
花言葉は「強い心」
他のフウロソウよりは花は小さく12m程度でしょうか、でも愛らしい花です。
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愛知県北部の面ノ木園地では白と赤の両方の花を見ることができます。
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アメリカフウロ (亜米利加風露)
路傍や荒れ地、畑などに生育する一年草。
アメリカから来たフウロソウなのでアメリカフウロです。
強い繁殖力で日本中の道端や野原いたる所で繁茂しています。
ゲンノショウコの仲間ですが、花はずっと小さく5~10㎜程です。
この花が↑のゲンノショウコと同じ仲間だとは知りませんでした。
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                                 野草図鑑「野草風薫」より
# by fairysilva2 | 2006-11-28 21:24 | リバイバル

フウロソウの仲間達 Ⅰ

フウロソウの中でも花の大きいものです。

ハクサンフウロ (白山風露)
高山の湿った草地に生育する草丈30~80cmの多年草。
花径は2cm程あり、同じ科のゲンノショウコよりかなり大きいです。
和名は石川県の白山にあったことからこの名がついたということです。
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イブキフウロ (伊吹風露)
伊吹山と東北地方の山地の一部に生える多年草。
ハクサンフウロの別変種のひとつで、花弁に切れこみが入り、萼片の毛が少ないのが特徴となっています。
日本固有種で、個体数が危機的水準まで減少して絶滅危惧Ⅱ類に指定されています。
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ビッチュウフウロ (備中風露)
湿原の周辺に生育する多年草。
岡山県の標本をもとに命名され、名前の通り備中を中心とした地域の湿原に多く見られ、他所では個体数も生育確認地点も少ないそうで、絶滅危惧ⅠB類に指定されていいます。
花径2cmほどで間近に見ると脈が紫紅色であざやかで、繊細な美しさがあります。
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                   野草図鑑「野草風薫」より
# by fairysilva2 | 2006-11-27 19:12 | リバイバル