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海岸に咲く花 Ⅱ

 ハマボッス (浜払子)
海岸の岩場に続く草地などに生えているサクラソウ科の2年草です。
和名のハマボッス(浜仏子)は、花序のかたちを払子(ほっす)に見立てています。
払子というのは、仏教の導師が使う装身具で、ヤクや馬の尻尾の毛を束ねた「はたき」みたいなもののことです。
花期は5~6月、花言葉は海岸に咲く花にふさわしく「海への祈りを込めて」です。
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 ハマヒルガオ (浜昼顔)
日本各地の海岸の砂浜にはえる蔓性のヒルガオ科の多年草です。
葉は水分の蒸発や塩分から守るための物質に覆われやや肉厚になり、丸みをおびています。
もちろん、名は浜に生えるヒルガオの意味です。
花期は5~6月、花言葉は「やさしい愛情であなたを包んであげる」です。
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バクヤギク (莫邪菊)
南アフリカの原産で、海岸や断崖などに生育しているツルナ科の常緑多年草です。
多肉質の植物で、園芸用として栽培されたものが逸出したようです。
花期は5~9月です。
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 ハギクソウ (葉菊草)
海岸の砂地に生育するトウダイグサ科の多年草です。
草丈20~30cmで茎は直立、上部で2~3分枝します。
葉は白い粉をつけたような白緑色をしています。
名前の由来は花後、先端に密生して葉がつく様子を菊の花に見立てたもののようです。
ほとんど終わりかけていたので、なんとかいいものを見つけて・・・
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 スイカズラ (忍冬・吸葛)
スイカズラ科のつる性の常緑です。
甘い香りがある花は長い花筒を持ち、吸うと蜜が出ることから「吸葛」の名が付けられたとされています。
花ははじめ白色で、後に淡いピンク、黄色と変化します。
白と黄色の花が混在する様子から「金銀花」とも呼ばれます。
花期は5~6月、花言葉は「愛の絆 」です。
この花は平地や山で咲くものだと思っていたのですが、今回海岸沿いで多く、見かけました。
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 ツルナ (蔓菜)
日本全土の海岸に普通に自生するツルナ科の多年草です。
日本原産で蕃菜、浜菜、浜萵苣とも呼ばれ自家菜園で重宝された懐かしの伝統野菜です。
薬用としての 効用もあります。
利用としては、茹でてひたし物、吸い物等にするようです。
名はつる性で葉が食用になることからきています。
花期は4~11月、花言葉は「おいしく食べて」です。
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by fairysilva2 | 2009-05-16 06:23 | 海岸に咲く花
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