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茶臼山散策

今日は冶部坂峠を基点に茶臼山経由設楽と久し振りに内容の濃い散策をしてきました。
画像数もかなりになるので、順次UPしていきたいと思います。

 ヤマシャクヤク (山芍薬)
ヤマシャクヤクは関東・中部以西に分布するボタン科の多年草です。
ブナ林域などの明るい落葉広葉樹林の斜面下部や谷などに生育します。
ヤマシャクヤクの特徴はなんといってもその大きな花で、春の深山の花でヤマシャクヤクより大きいのはあまりないようです。
名はもちろんシャクヤク(芍薬)に似ていて山地に自生することからついた名前です。
花言葉は「恥じらい」、花期は5月~6月です。
今年はもう見れないものだと思っていましたが、何とかぎりぎり・・・出会えただけでも感謝かな?
来年は開きかけの素敵なヤマシャクヤクに出会えるといいのですが・・・
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 コフタバラン(小双葉蘭)
亜高山の針葉樹林下に見られるラン科の多年草です。
草丈5cm程度、葉は長さ1cm程の3角状腎形で、茎の中ほどに対生の2枚の葉をつけています。
上方に4~10個緑黄色の花をつけます。
「双葉」jなのでこの名が付いていますが、別名をフタバランといいます。
花期は6~7月です。
あまりに小さく目立たない花なので、見つけるのに一苦労、2度目の挑戦で、なんとか一株みつける事ができました。
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 サラサドウダン (更紗灯台)
中級山岳の日当たりのいい林に花を咲かせるツツジ科の落葉低木。
木の様子はドウダンツツジ(満天星躑躅)に似ていますが、花の形がやや違い、先の方が薄紅です。
別名をフウリンツツジ(風鈴躑躅)と言い、名前のように花に更紗染めの模様があります。
ドウダンとは昔の油で燃やす明かりの灯台の意味で、灯心の周りを囲った風よけが花の形に見えることから付いています。
花期は5~7月、花言葉は「喜びあふれ・ 明るい未来」です。
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 カラスビシャク (烏柄杓)
畑や路傍に普通に見かけるサトイモ科の多年草です。
マムシグサ(蝮草)などに似ていますが、植物体自体が小さく、仏炎苞(ぶつえんほう)が緑色なので容易に区別できます。
地下にできる塊茎を7月はじめに掘って、外皮をむいて乾燥させたものを半夏といって漢方薬に処方したり、民間薬として使うそうです。
花期は6~7月、花言葉は「ガキ大将(畑の強害草)」です。
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by fairysilva2 | 2009-05-25 23:32 | 茶臼山
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