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八方尾根の花 Ⅵ     2009.7.23撮影

八方尾根に咲くやや区別のつけにくい似たような花を集めてみました。

 ヤマブキショウマ(山吹升麻)
低山帯~高山帯に生えるバラ科の多年草です。
雌雄異株で、草丈は30~90㎝、葉は2回3出複葉で9個の小葉からなっています。
間違えやすいトリアシショウマはユキノシタ科です。
葉がヤマブキ(山吹)似ているのでこの名が付いています。
花期は6~8月、花言葉は「さわやか」です。
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 アマニュウ(甘にゅう)
低山帯から亜高山帯の草地に生えるセリ科の多年草です。
枝先の複数形花序に小さな花を多数つけます。
あまり美味しくはない様ですが苦味やいやな匂いがなく食用になるようです。
茎が中空で甘味があるということでこの名が付いているようです。
花期は7~8月です。
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 ハナチダケサシ (花乳茸刺)
山地から亜高山の林縁に生えるユキノシタ科の多年草です。
アカショウマの変種で花序の枝からさらに枝を出すことで区別されます。
草丈は30〜60cm、↑のヤマブキショウマ等に混じって咲き、よく似ているので初めは混同してしまいます。
こちらは花穂がヤマブキショウマより短くよく分枝し、花びらは3〜4mm あります。
名前の由来はチダケサシの茎に乳茸(キノコの種類)を刺して持った事から付けられたと言われてるそうです。
花期は7~8月です。
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 オニシモツケ(鬼下野)
深山の沢沿いなどに生えるバラ科の多年草です。
草丈100〜200cmにもなり大型なので、この名が付いています。
茎の先に散房花序をだし、白色の小さな花を咲かせますが、↓のように 日本.海側では、淡い紅色を帯びるものがあります。
花期は6~9月、花言葉は「ほのかな恋 」です。
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 ミヤマウイキョウ (深山茴香)
亜高山帯から高山帯の岩場に生えるセリ科の多年草です。
セリ科の植物の見分けは難しいのですが、 セリ科の中では最も小さく草丈は10~30cm程なので区別は容易です。
根生葉は3〜4回全裂し、終裂片は幅1ミリ以下と、非常に細かく分裂した葉が特徴です。
花期は7〜9月です。
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 タカネイブキボウフウ (高嶺伊吹防風)
高山の稜線近くの砂礫地に生えるセリ科の多年草です。
山地や亜高山帯の草地に多いイブキボウフウの高山型で、草丈は30-50㎝になります。
茎は太く、小葉は細かく線状に分裂します。
茎頂に直径10センチほどの複散形花序をだし、小さな白い花を咲かせますが、
開花前は帯紫紅色で、 開花すると白色に変わるのが特徴です。
花期は7~8月です。
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 オオカラマツ (大唐松 )
亜高山帯から高山帯の乾いた草地やの岩場などに生えるキンポウゲ科の多年草です。
草丈は30〜100cmくらいになり、円錐状の花序の先に淡黄色の小花がたくさん咲きます。
花柄は1cm以上あって長いのが特徴です。
花期は7~8月です。
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明日に続く

by fairysilva2 | 2009-07-29 15:47 | 白馬山麓
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