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自然教育園の夏の花達 Ⅲ

 ミソハギ (禊萩・千屈菜)
沼地や田圃の周辺など、湿った明るい場所に生育するミソハギ科の多年草です。
和名は禊萩(みそぎはぎ)で、仏前に供えられるのでボンバナ(盆花)とも言われ、お墓や仏壇に供える花として良く使われています。
花期は7~8月、花言葉は「朴訥」です。
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 サネカズラ(実葛)
山野の林縁に生育する マツブサ科の常緑蔓性木本です。
花は雌雄別株または同株で、葉腋に直径約1.5cmの黄白色の花をつけます。
「名にしおわば逢坂山の実葛」と百人一首にも歌われています。
別名をビナンカズラ(美男葛)と言い、これは皮を剥いでつぶして水を加えるとネバネバした液体になり、これを髪につけて整髪料としたからだそうです。
花期は8月、花言葉は「好機をつかむ、 再会」です。
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実ができかかっているのもあります。 
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 ユウガギク(柚香菊)
近畿地方以北の山野や草地、道端に生えているキク科の多年草です。
ユウガギクの葉は、よく似たノコンギクやカントウヨメナと比べて切れ込みが深いのですが、これは茎の下の葉で、花のすぐ下の葉は切れ込みがほとんどありません。
他の野菊よりも咲きはじめが早く、今のような真夏に花を見る事もあります。
もちろん、野菊が咲き乱れる晩秋の頃にも咲き、花期が大変長いんです。
名前の由来はユズ(柚)に似た香りのする菊ということですが、実際はユズの香りはしないそうです。
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 ミズタマソウ (水玉草)
山地の湿った林下に生えるアカバナ科の多年草です。
草丈は40~60cmで、花柄に細かい柔らかい毛がついています。
花は白い2弁を上下につけ、花径4~6cmと大変小さいです。
和名は果実を水玉に見立てたものです。
花期8~9月です。
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by fairysilva2 | 2009-08-10 19:22 | 自然教育園
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