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高ボッチ高原に咲く花 Ⅲ

   ミヤマタムラソウ(深山田村草)
本州、中部地方以北の 山地に生えるシソ科の多年草です。
草丈は は25~50cm、 茎には4稜があり、葉は3出葉または.1〜2回羽状複葉で裂片がやや円くなる傾向があります。
アキノタムラソウによく似ていますが、花期が早く、雄しべは花冠より長く突き出ています。
別名をケナツノタムラソウといい全体に毛が多いのも特徴です。
花期は6~8月です。
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   ソバナ (岨菜)
本州、四国、九州の山地の林下にはえるキキョウ科の多年草です。
草丈は0.4~1m、葉は互生し、広披針(こうひしん)形です。
ツリガネニンジンとよく似た花をつけますが、ツリガネニンジンは花が輪生するのに対して、ソバナは小さな釣り鐘型の青紫の花が一つずつ独立している事、又ソバナは柱頭が花冠より突き出ないことなどの違いがあります。
花名は山の斜面(岨そば)に生えて、山菜として食べることからソバナと名前がついたとの説があります。
開花期は8〜9月、よくあるという事なのですが、私は今回初めての出会いでした。
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   サワギク (沢菊)
山地のやや湿り気のある木陰や沢沿い等に生える草丈60cm~1m程のキク科の多年草です。
花冠は径1cmほどで、淡黄色~黄色の花を多数咲かせ、葉は互生し、大きな切れ込みが
たくさんあるのが特徴です。
名は山の沢沿いなどの生育環境によってつけられています。
別名を襤褸菊(ボロギク)といい、これは花が終わった後、冠毛が頭花の辺りにふわふわと
ぼろくずが集まったように付く事からつけられたようです。
花言葉は「高貴・特異な才能.」で、別名からは考えられないような内容です。
花期は6~8月です。
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   トモエソウ (巴草)
山地の日当たりの良い草地に生えるオトギリソウ科の多年草です。
草丈はは 50 〜 130 cm、茎は稜があり、直立して分枝します。
葉は披針(ひしん)形で長さ5~10cm先は尖り、対生し茎を抱いています。
黄色い径約5cmと大きな一日花が咲きますが、夕方にはしぼんでしまします。
出会ったのは午後3時頃、ぎりぎりの時間でしたが、なんとかカメラに収める事ができ感謝です。
名は、花弁が巴(ともえ)状に並ぶことによります。
花期7〜8月 です。
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by fairysilva2 | 2010-08-09 13:00 | その他の場所に咲く野草
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