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身近な野草達 Ⅱ

   コケオトギリ(苔弟切)
休耕田や湿地に生えるオトギリソウ科の多年草です。
花径5~8mmで5弁の黄色い花をつけ、葉は対生、広卵形で、基部はなかば茎を抱くように付いています。
小型のオトギリソウなのでコケとついています。
花期は7月~9月です。
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   クサアジサイ (草紫陽花)
山地の湿り気のある林下等に生育するユキノシタ科の多年草です。
草丈20~70cm程、淡い紅紫か白色の両性花と装飾花をつけ、とても可愛らしい奇麗な紫陽花です。
紫陽花(アジサイ)のような花が咲く草本なのでこの名が付いています。
花期は7~9月です。
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   マツカゼソウ(松風草)
山の木かげに生える多年草です。
葉は 3 回 3 出羽状複葉で,小葉は倒卵形で柔らかく裏面は白色を帯びています。
枝の先に花序を出し,白い小さな花をたくさんつけます。
和名松風草(まつかぜそう)はやさしい草の姿に一種の風情があるから名付けられたそうです。
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   オオヒナノウスツボ(大雛の臼壺)
山地の日当たりの良い草原や林縁に見られるゴマノハグサ科の多年草です。
草丈1m程、葉は対生し、質はやや厚く、長さ10cm程度の卵状楕円形です。
茎の先に円錐花序をつくり、多くの花をつけます。
花冠は暗紅紫色で壺形、名前にオオとつきますが、花径は7~8mm程です。
花期は8~9月です。
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   ユウガギク(柚香菊)
やや湿りけのある野原や林縁などに生え、秋の野山でよく見かける野菊の一つです。
他の野菊よりも咲きはじめが早く、真夏に花を見る事もあり、花期が長いです。
花色は真っ白のものと、ほんのり薄紫のものとがあります。
野菊を見分けるポイントの一つは葉ですが、よく似たノコンギクやカントウヨメナと比べて切れ込みが深いです。
但しこれは茎の下の方の葉で、花のすぐ下の葉は切れ込みがほとんどありません。
そのため、野菊の花名の断定はとても難しいです。
花言葉は「さわやか」です。
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   ハエドクソウ( 蝿毒草 )
低山や木陰や林の縁に自生するハエドクソウ科の多年草です。
花は唇形ですが下唇が大きく淡紅色です
全草に殺虫効力を持つ 成分があり、ハエ取り紙の原料とされたことからこの名があります。
花期は7~8月、花言葉は「君が気がかり」です。
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   オミナエシ(女郎花)
山野に生育するオミナエシ科の多年草です。
名前の「オミナ」は「美しい女性」の意味だそうで、↓オトコエシに比べて弱々しいからです。
秋の七草の一つで、オトコエシは山野へ行くと、必ずと言っていいほど、出会えるのですがこのオミナエシにはめったに出会えません。
近年は少なくなった植物の一つのようです。
花期は8月~10月、花言葉は「深い愛」です。
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   オトコエシ(男郎花)
丘陵帯、山地の草原や道端に生えるオミナエシ科の多年草です。
オミナエシ(女郎花)と対比させてつけられた名前で、↑オミナエシに比べて強壮な感じがするからということです。
花言葉は「野性味」です。
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by fairysilva2 | 2010-08-21 12:50 | 稲武
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