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よく似た秋の野草

花は実物を見ると見分けがつかないほど良く似ていますが、それぞれ葉、茎が違います。

   アキノウナギツカミ(秋の鰻攫)
沼沢地、放棄水田などの水湿地に生育するタデ科の一年草です。
ウナギツカミと言う名前は茎に下向きのトゲが生えているのでウナギでもつかめると考えたものだそうです。
枝の先に小さな花が球状にかたまって咲きます。
ミゾソバに似ていますが、ミゾソバは茎にトゲはなく、ママコノシリヌグイにも似て、茎には下向きの刺がありますが、刺は小さいです。
葉は細長く茎を抱いていています
花期は8~10月、花言葉は「思わぬ利益」です。
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達目洞にて撮影、すごい群生でこれほどの群生を見たのは初めてです。



   ママコノシリヌグイ(継子の尻拭い)
林縁や草原などに成育するタデ科の一年草です。
葉や茎についている逆さ棘と三角の葉が特徴です。この棘は鋭く、触るととても痛いです。
名の由来は、昔は、厠(かわや)の落とし紙には、紙が高価で使用できなくて、植物の葉を使用していました。
そのころは家柄や主君の命令で、実子では無い、継子(ままこ)を育てなければならない場合があり、 継母(ままはは)が、継子(ままこ)いじめで、この葉を、厠(かわや)の落とし紙として、他の葉とすりかえた。・・・ということから、ママコノシリヌグイの名がついたそうです。
子供には何の罪もないのですが・・・
花期は5~10月です。
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豊川市校外にて撮影



   ミゾソバ(溝蕎麦)
小川や沼沢地、湖岸などに生育するタデ科の一年草。
根元から枝分かれして繁茂し、節から根を出して群落を作ります。
花色はほとんど白色に見える物から全体が淡紅色の物まであります。
名は溝に成育し、葉がソバに似ているからです。
別名をウシノヒタイと言い、これは葉の形が牛の顔に似ているからです
花期は8~10月、花言葉は「風変わり」です。
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奥美濃にて撮影、この画像では葉の特徴があまり出ていないので少し残念ですが・・・

by fairysilva2 | 2010-09-27 17:26 | 身近な野草
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