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思い出の野草散策から -10ー

    箱根白銀草(ハコネシロカネソウ)
神奈川県と静岡県に接する箱根周辺の山地の林の中に生えるキンポウゲ科シロカネソウ属の多年草で、日本固有種です。
環境省のレッドリストでは、絶滅危惧II類(VU)に登録されています。
草丈は10~15㎝、葉は対生し、菱状卵形で欠刻状の鋸歯があります。

↓のツルシロカネソウに大変よく似ていますが、花径は1㎝ですがやや小さく、又ハコネシロカネソウは匐枝が長く、そのため花期は4~6月と長いです。
さらに、葉の鋸歯の先端がハコネシロカネソウは丸くなっていますが、画像でも分かりますが、ツルシロカネソウは尖っています。
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    ツルシロカネソウ (蔓白銀草)
本州の低山帯に生育するキンポウゲ科の多年草です。
単にシロカネソウ(白銀草)とも呼ばれます。
草丈は10~20cm、花径は1cm程、白い花弁のように見えるのは萼片で、花弁は橙色のマッチ棒のような形をしています。
地下茎が地を這うのでこの名前がつき、花期は4~5月です。

今年は伊吹ではわずかしか見る事ができませんでしたが、↑のハコネツルカネソウとは別の場所で出会う事ができました。
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2011年 5月15日 箱根にて撮影

by fairysilva2 | 2011-11-30 18:37 | リバイバル
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