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突然変異?

植物の世界では通常は色が付いている種なのですが、まれに真っ白の花を咲かせる事があります。
去年出会った白花達です。

 シロバナアキチョウジ (白花秋丁字)
山地の木陰に生えるシソ科の多年草、アキチョウジの白花です。
アキチョウジの名前は秋になって丁子に似た花が咲くことからついています
この花は通常ブルーです。
セキヤノアキチョウジが群生している端に2株のみ咲いていました。
めったに見る事の出来ない白花の一つです。
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10月9日  設楽山中にて撮影



 シロバナヒガンバナ  (白花彼岸花)
道端、田んぼ、畦等に咲いているヒガンバナ科の多年草です。
誰でもが知っている赤いヒガンバナの白花です。
別名をマンジュシャゲ(曼珠沙華)としても良く知られたいます。
秋の彼岸頃に咲くのでこの名前がついています。
園芸種で黄色のものもありますが、これは自生で圧倒的に赤が多い中で、たまに見かける事ができます。
花期は9月、花言葉は「旅情」です。
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9月22日  新城市長篠にて撮影



 シロバナツリフネ (白花釣舟)
ツリフネソウの1品種で、山地の林縁、湿地に見られるツリフネソウ科の一年草です。
名前は花の形とつき方が帆掛け舟を吊り下げたように見えることに由来しています。
虫媒花(風ではなく、虫を利用して受粉するということ)としても有名で、ホウセンカと同じように、熟した果実にちょっと触れるだけで種を勢いよくはじきとばします。
花期は8~9月です。
突然変異だと思われますが、本当に純白なツリフネソウで普通のツリフネソウの中に混じって咲いていました。
これだけ純白なものは見た事がなく、一年草のために毎年同じところに出てくることもなく、
大変珍しいものです。
花は普通のものに比べやや小型です。
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8月9日  豊根村にて撮影

by fairysilva2 | 2009-01-25 20:37 | リバイバル
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